ペニスの裏筋が痛い、切れた、赤く腫れてきたなどの症状が発生した場合、どのような対処をすればよいのでしょうか?
裏筋は性感帯を含めペニスの神経が集中しているため、男性にとって大変重要な部分です。
包茎の場合ですと、この裏筋が包皮に通常覆われてしまっているため、刺激に敏感で早漏になりやすいといった傾向があり、当クリニックにもよく治療の相談があります。
そんな裏筋ですが、痛みや切れ、腫れなどがこの裏筋に起こってしまった場合はどのように対応すればよいのかがわからず、戸惑ってしまう方も多いようです。
ここでは裏筋に関する詳しい内容と、痛みや切れ、腫れなどの症状がもし起こってしまった場合の解決方法についてお伝えしていきます。
そもそも裏筋とは?
亀頭の裏側付近にある裏筋は、正しくは包皮小帯もしくは陰茎小帯と呼ばれていて、性感帯を含む神経が集中している部位になります。
裏筋=性感帯をイメージされている方も多いですが、実際には性感帯はその一部でしかなく他にも毛細血管や分泌腺など、神経が集中していて大変デリケートです。
亀頭の皮下部分は感覚受容器(外部からの刺激や感覚を脳に伝達する器官)が発達していることから性行為の摩擦の影響を一番敏感に感じます。
早漏の物理的要因は、この裏筋である包皮小帯が通常よりも敏感であることから生じています。
裏筋に痛みなどの症状が発生した場合の各対処法
裏筋に痛みや切れ、腫れといった症状が発生した場合はどのように対処すればよいのか。
ここでは症状ごとにわけて説明していきます。
痛みが出た場合
裏筋に痛みが出てしまう原因には複数の要因が考えられますが、よくある例としては強い摩擦による痛みです。
セックスやオナニーなど性的行為時に強く擦りすぎたり長時間擦ってしまったりすることで裏筋付近に負荷がかかってしまいます。
強く擦っていないにも関わらず裏筋に痛みを感じやすい方は、もともと裏筋が短くて突っ張りやすい可能性があります。
車のハンドルでいう「あそび」がない状態になりますので、伸縮するとすぐに張りや痛みが出てしまい、ひどい場合だと裂傷を起こしてしまいます。
一番の予防は強く擦りすぎないことですが、保湿剤を塗って皮膚を柔らかくしてあげたり、安全性を確認したローションを軽く塗ると裏筋への摩擦を和らげることが可能です。
切れてしまった場合
裏筋が切れてしまう裂傷も性的行為での強い擦りが要因として考えられます。
裏筋が切れてしまったり出血してしまった場合は、まずガーゼなどで止血を行ってください。
おおむね数分程度の止血で治まりますが、それでも止まらない場合や症状を繰り返すようであれば一度最寄りの泌尿器科などで診察してもらうようにしましょう。
殆どの症状が専門医に処方してもらった軟膏や抗生剤の服用で回復します。
赤く腫れてきた場合
赤い腫れなどの炎症はセックスやオナニーなどで無理やり包皮を剥いてしまった勢いで亀頭や裏筋を痛めてしまって腫れを起こす場合がよくあります。
亀頭や裏筋が腫れやすい方は包茎の傾向が非常に高く、もし赤く腫れがひどい場合や痒みなどが伴う場合は、亀頭包皮炎や性感染症などの疑いもあります。
特に自力で剥くことができない真性包茎や尿道口付近まで包皮が被ってしまっている重度の包茎の方は恥垢(ちんかす)が溜まりやすく不衛生になりがちなため、要注意です。
腫れの場合も最寄りの泌尿器科等で処方された軟膏や抗生剤の服用をすることで、約1週間程度で回復しますが、症状が悪化している場合や繰り返す場合は包茎治療をオススメします。
敏感な裏筋をどうにかしたいと思ったら
裏筋に関する相談として「裏筋が過敏ですぐに射精してしまうのでなんとかしたい」があります。
いわゆる自分で射精をコントロールしづらい早漏ですが、早漏は心因的な要素も十分考えられるため、一概に特定が難しい症状です。
ここでは物理的な要因として、裏筋に対する刺激への耐久性をアップする方法についてご紹介してきます。
コンドームの着用
性行為ですぐに射精しやすい方や裏筋への刺激が強すぎて痛みを感じる方はコンドームを着用するようにしましょう。
コンドームは物理的な刺激を軽減できるだけでなく、性感染症予防にも大変効果的です。
包茎治療
包茎で亀頭の裏筋が包皮に覆われてしまっていると、さらに外部からの刺激に弱い傾向がありますので、包茎治療を検討してみると良いでしょう。
裏筋付近には分泌腺もありますので包茎だとムレやすく恥垢が溜まりやすいですが、しっかり露茎(亀頭が常に露出していること)することで、衛生面での改善にも期待できます。
早漏治療
性感帯を含む神経が集中している裏筋付近に医療用のヒアルロン酸などの注入薬剤を注入する早漏治療も過敏な裏筋の耐久性アップに期待が持てます。
物理的に厚みが少し増すことで摩擦に対する抵抗力もつきますので、痛みや切れ、腫れの軽減も可能です。
小帯切除
元々裏筋が短くて痛みや切れを起こしやすい方は小帯を切除することで、痛みや切れなどから未然に防ぐことが可能になります。
裏筋を切ると聞くと、「そんなとこ切ってしまって大丈夫なのか?」と心配になる方も多いです。
実際には切除してしまう分、感度が鈍ってしまう可能性はありますが、性感帯がなくなるわけではありません。
痛みや切れ、早漏抑制が可能ですので、裏筋の突っ張りが気になる方は一度専門クリニックで相談してみるとよいでしょう。
男性器全般のお悩みはABCクリニックへ
ここまで裏筋の痛み・切れ・腫れが起こる原因と症状の解決方法について解説しました。
性感帯や神経が集中している亀頭裏の裏筋は、外部からの刺激に敏感なだけでなく性行為などで強く擦りすぎることで痛みや切れ、腫れの症状が発生しやすくなります。
また、裏筋自体が短いことが原因で性的行為を行うとすぐに痛みや切れなどを起こしやすい場合もあるため、注意が必要です。
一般的に裏筋は切れても1週間程度で回復しますが、痛みや切れ、腫れがひどい場合は最寄りの泌尿器科などで診察を受けて薬を処方してもらうようにしてください。
頻繁に症状を繰り返すような場合や、刺激に対する耐性をつけたいとお考えの方は早漏治療や小帯切除で物理的に耐久性をつけたり、包茎の方であれば包茎手術で亀頭を露出させて外部からの刺激耐性を強化する方法が有効です。
ABCクリニックでは亀頭増大や早漏治療、陰茎を伸ばす長茎術、ED治療といったペニスを強化・改善する治療も安心安全に配慮して行っております。
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