勃起の仕組みを専門クリニックが解説!EDの早期解決に必要なこと

男性器が持つ働きの中で欠かせないものの一つに勃起があります。

異性との性交渉や生理現象である自慰行為だけでなく、男性にとっては健康のバロメーターでもあるのが勃起です。

しかし、この勃起がなぜ起こるかの仕組みや、硬さが衰えるなどの勃起力の低下や勃起不全についてどのような要因があるのかはあまりご存知ない方も多いのではないでしょうか?

勃起力の低下や勃起不全であるEDは中高年だけの問題ではなく、若年層でも症状が出る方もいて決して他人事ではない症状ですが、勃起の仕組みや衰える原因を理解しておくことで未然に防ぐことや早期回復が見込めるようになります。

ここでは勃起の仕組みに関する詳しい内容と、勃起力の低下の要因や改善方法について解説していきます。

勃起はなぜ起こるのか?その仕組について

勃起はなぜ起こるのでしょうか?

ここでは通常の状態から勃起に至るまでの仕組みをかんたんに解説していきます。

勃起は目からの情報やイメージによって性的刺激を受けることで、まず脳の中枢神経に興奮情報が送られ、その情報が脊髄神経を介して陰茎に伝わります。

陰茎には陰茎海綿体と尿道海綿体の2つの海綿体がありますが、勃起に関係するのは陰茎海綿体の方です。

海綿体は細い糸が無数に集結したスポンジ状の組織で、陰茎海綿体に脳から興奮情報が伝わることで多量の血液が流れ込み、その血液の圧力で海綿体が硬くなって反り上がる。

この一連の流れで勃起が起きるようになっています。

一旦勃起が始まると海綿体の周りを覆っている白膜という分厚い膜が、流れ込んだ血液を一定期間陰茎から流出しないように維持してくれることによって、硬さや反りを保つことができるのです。

勃起力低下やEDは若年層でも問題視されている

一般的に勃起力の低下は加齢が原因で中高年以降に多い症状という印象があるかと思います。

しかし、勃起力の低下や勃起不全であるED(Erectile Dysfunctionの略)は、加齢だけが原因ではなく、20代や30代でも十分起こる可能性がある症状で、10代でも治療の相談に訪れる方がいます。

むしろ近年では若年層による勃起力不足や勃起不全の相談は増加傾向にあり、男性であれば誰しもが発症する可能性がある症状で決して他人事ではないと言えるでしょう。

勃起障害の主な3つのタイプ

では勃起力の低下や衰えというのはどうやって起きるのでしょうか?

心因性

日常生活における不安やストレスや、性行為の過度な緊張やプレッシャーなど、心理的な影響によるものが原因と言われています。

心因性勃起障害は若い年代の方に比較的多く見られます。

器質性

加齢や動脈硬化、糖尿病などによる身体的な問題が原因でおこる勃起障害です。

血行障害や神経障害、喫煙や飲酒などによるテストステロン(男性ホルモンの一種)の不足による内部分泌機能の低下が原因と言われています。

病気リスクや生活習慣の影響が、健康面で現れやすい40代以降の中高年に多く見られます。

混合性

心因性と器質性の両方を併せ持った勃起障害です。

複数の要因が影響しているため原因を特定しづらいといった特徴があり、完全に元に戻るためには長期的な経過観察が必要になります。

できるだけ混合性に発展する前にできるだけ早めに医療機関で診察を受けるなど、早期対策が求められます。

上記以外にも薬の副作用が原因で勃起障害をおこす薬剤性EDもあるなど、発症する原因が多岐にわたるのもEDの特徴と言えるでしょう。

勃起不全(ED)は完全に勃起しないだけではない

勃起不全と聞くと完全に勃起しない、いわゆるインポテンツをイメージされる方も多いと思いますが、勃起の症状は完全に勃起しない状態だけを指すわけではありません。

硬さが不十分、真っ直ぐ反り上がらない、なかなか勃起しない、勃起してもすぐに萎える、挿入途中で萎える中折れもEDにあたります。

年齢による勃起力低下だけでなく勃起の状態にも注意が必要ですし、若いからといって油断せず、年齢を重ねるごとにさらに意識を高めて予防対策に努めていくことが大切です。

勃起力低下や勃起不全に陥る要因

EDが精神的な問題や身体的問題など様々な要因が影響して発症しますが、EDのきっかけとなる要因にはどのようなものがあるのでしょうか。

よくある要因をまとめてみました。

性行為失敗のトラウマ

若い男性や異性との付き合う経験があまりない方に多いのが、性行為の失敗による極度な緊張やプレッシャーです。

包茎やペニスのサイズに対するコンプレックス、前戯のテクニックで女性を満足させられなかった経験から男性としての自信を失ったなどもEDの要因として挙げられます。

夫婦の間で夜の営みが少なくなった方でも勃起障害が起こる場合も少なくありません。

生活習慣・持病

日常生活における生活習慣やストレス、持病もEDに大きく影響します。

過度な飲酒や喫煙も男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌低下を招きますし、血行障害の原因にもなります。

コレステロールの高い食事や塩分の多い食生活も動脈硬化や高血圧を引き起こし、ペニスの海綿体に十分な血液が流れなくなって硬さや勃起力が低下する要因です。

運動不足や寝不足も勃起障害の要因になってしまう場合がありますので、注意しましょう。

PC筋の衰え

PC筋とは肛門と睾丸の間にある筋肉で、このPC筋の働きによって勃起力だけでなく勃起の持続維持、排尿・射精のコントロールができます。

加齢による影響に意識がいってしまいがちですが、このPC筋が衰えることで勃起力や排尿、射精のコントロールが不十分になります。

途中で排尿を止める動きもPC筋への刺激につながりますので、意識して行うとよいでしょう。

コロナED

今までにはなかったEDの要因としてコロナEDが今問題視されています。

「長期にわたって続くコロナ禍による生活環境の変化によってEDや男性更年期障害に悩まされている。」「コロナ感染後から続く倦怠感によるEDや男性更年期障害の症状が見られるようになった。」など、年齢問わず急増しています。

EDはそのまま放置しておくと症状の悪化にもつながりますので、少しでも思い当たる節がある方は早めに医療機関に相談するようにしてください。

勃起力を改善・強化する方法について

勃起力を改善、強化する方法にはどのようなものがあるでしょうか?

ここでは取り組みやすい方法から順にご紹介していきます。

生活習慣を見直す

過度な飲酒や喫煙をしていないか、暴飲暴食や偏った食生活になっていないかをまずは見直してみましょう。

生活習慣は勃起不全だけの問題ではなく、健康面でも大きく関係してきます。

動脈硬化や高血圧など、血流に大きく影響しますのでご注意ください。

PC筋のトレーニング

血液を陰茎に送って流れ込んできた血液が流れ出るのを防ぐ働きに関係するPC筋を鍛えることで、勃起の持続力アップが可能になります。

PC筋を鍛える方法はいくつかありますが、最もかんたんな方法は肛門の開閉トレーニングです。

肛門にキュッと力を入れたり抜いたりを繰り返すだけでPC筋を動かせますので、どこでも好きなタイミングや場所で行えます。

栄養サプリの摂取

食生活の改善に加えて栄養サプリの摂取も勃起力の改善・強化に役立ちます。

亜鉛やアルギニンなど、勃起にとって良い作用をもたらす栄養素を効率よく摂取できますので、加齢や生活習慣によって不足しがちなテストステロンの増加を促すことができます。

普段の食事だけでは必要摂取量がカバーできない栄養素もあり、その不足分を栄養サプリを活用して補助されると効果的です。

カウンセリング

勃起障害に関して原因がよくわからない、思い当たる節がないという方も大変多くいらっしゃいます。

また性行為に不安のある方やご自身のペニスにコンプレックスをお持ちの方は心因的な要因が考えられるため、専門医のカウンセリングが大変効果的です。

昭和大学江東豊洲病院外科系医療センターの調査結果によりますと、日本の勃起症状患者数は現在年齢関係なく重症・中等症を合わせると1,130万人と推定されています。

さらに軽症の方を含めるとかなりの人数になることから、誰しもが発症する可能性があると考えておいて差し支えないでしょう。

決してEDの悩みを相談することは恥ずかしいことではありません。

勃起障害はそのまま放置しておくと症状が悪化してしまう恐れがありますので、早めにEDを専門的に扱う医療機関やクリニックのカウンセリングを受けるようにしましょう。

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ED治療薬の服用

EDの改善に効果的な方法としてED治療薬の服用があります。

バイアグラ(シルデナフィル)

勃起力改善のED薬として、最も有名な治療薬がバイアグラです。

バイアグラはシルディナフィルというペニスへの血流を促して勃起力の向上や、勃起機能を改善する成分が含まれたED治療薬の名称で、安全性も高いとされています。

バイアグラと聞くと「心臓に悪い」といった印象をもたれる方も多いですが、元々は心臓の治療薬として血流を良くするための薬で、安全性についても国から認められています。

基本的には性行為の1時間前を目安に服用することで効果が高まりますが、アルコールの摂取量によっては十分な効果が得られません。

また、めまいなどの副作用が出る可能性もありますので、服用する量やタイミングに関しては医師の指示に従って使用するようにしましょう。

シアリス(タダラフィル)

シアリスはバイアグラと比べると認知度は低いですが、ED治療薬としてよく使用されていて、最大の特徴としては勃起の持続時間が長いことです。

シアリスの主な成分であるタダラフィルは、尿道や陰茎への血流を促進する効果が認められていて、ED以外でも排尿障害の改善や高血圧症の治療にも用いられ持続効果が最大で36時間とされています。

その反面、シアリスの服用から効果が発揮されるまでの時間も約3〜4時間ほどかかるといったデメリットもありますが、お酒や食事の影響を受けにくい副作用が少ないなどメリットも多いのが特徴です。

レビトラ(バルデナフィル)

レビトラはドイツに本社があるバイエル社が発明したED治療薬で、バイアグラ・シアリス・レビトラの3大ED治療薬の中で、最も即効性が高いED治療薬と言われています。

レビトラの主な成分であるバルデナフィルは、水に溶けやすく体内への吸収が早く、個人差はありますが勃起力の効果が発揮されるのが約15分ほどで、持続時間も4〜5時間と性行為目的では安定しています。

使用に関しては注意事項が多く、服用が禁止されている方や他の薬との併用禁忌や注意も複数ありますので、個人の判断での服用は絶対に避けて医師の指示に従って使用して下さい。

ED治療薬は独自の判断で使用しないことが大事

ED治療薬は通販などで出回っているものもあり、かんたんに入手できるものもありますが海外製の非公認のものも含まれていて個人の判断で服用するのは大変危険です。

複数の種類から選択できるED治療薬ですが、どの治療薬があなたに合うかは専門の医療機関による診察やカウンセリングが不可欠になります。

必ず専門クリニックで処方された薬を医師の指導に従って服用するようにしてください。

勃起力の低下や不全は早期治療で改善できます

ここまで勃起力の低下やEDを発症してしまう原因や、その解決方法についてご紹介してきました。

勃起障害を引き起こす原因としては性行為に対する不安、包茎などのペニスのコンプレックスといった心因性の問題や、加齢による男性ホルモンの欠乏、生活習慣の乱れが考えられます。

また単一的な原因ではなく、複数の要因が絡んだ混合性のEDもあるため、放置しておくとその分症状の原因の特定や回復が遅くなってしまう恐れがあります。

症状を悪化させずに早期回復をするために、今回ご紹介した内容を参考に予防や改善に努めていただければと思います。

ABCクリニックでは勃起力強化やED治療だけでなく、包茎治療や亀頭増大といった男性器全般のご相談・治療も行っていてお気軽にご相談いただける環境がございます。

男性特有のお悩みは一人で抱え込まず、まずは専門医によるカウンセリングや早期治療でコンプレックス解消にしていただければ幸いです。

まずはお気軽にご相談下さい。

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