ネガティブな印象を持たれてしまう包茎ですが、日本人男性の場合赤ちゃんの頃や幼少期ではほぼ全員が該当しますので、包茎であることはいわば正常な状態です。
しかし、思春期を迎えて陰茎も成長していくに伴い、個人によって包皮の剥け具合に差が生じてきます。
成長期を終えた時点でいわゆるズル剥けになっていないと何らかの包茎に該当し、中高生あたりから段々と周りとのサイズや形が気になり出します。
男にとって気になる包茎ですが、その割合や種類についてや日本以外の諸外国では包茎についてどのような認識なのかここで詳しく触れていきます。
包茎は決して少数派ではない
日本人の成人男性の約8割近くが何らかの包茎であると言われていて決して珍しいものではなく、むしろズル剥けの人の方が少数派であると言えます。
しかし、包茎はネガティブなイメージが先行してしまっていることもあって多くの包茎男性がコンプレックスを抱えてしまっていたり、どこか恥ずかしい気持ちを持ち続けているといった現状があります。
包茎とは一言ではまとめられないほど、個人によって包茎の程度や状態も様々で本人が特に気にしなければ治療の必要がない程度のものから、早急に治療をした方が良い包茎もあります。
包茎のタイプについて
包茎は剥け具合で大きく4つのタイプに分類されます。
最も該当者が多い仮性包茎
日本人の約8割近くが何らかの包茎であることは先述しましたが、その包茎男子の中で最も該当者が多いのが仮性包茎です。
仮性包茎は通常時は包皮が亀頭を覆っていますが、勃起時には完全に露茎し、自力で剥くことも可能です。
性交渉も問題なく行なえますが、見た目の印象や臭いを気にされて包茎治療を検討される方も多くいます。
包茎全体の約8割以上が仮性包茎であると言われていて、同じ仮性包茎でも個人差が大変大きいことで知られています。
亀頭のカリ部分を少し被った程度の軽度な仮性包茎から、尿道口のあたりまで包皮が被った重度な仮性包茎の方もいますので、自己判断で片付けるのは難しいタイプの包茎でもあります。
真性包茎は少数だが早期治療が必要
真性包茎は通常時も勃起時も亀頭が露出しない包茎で、包茎全体の中では約1割の方が該当していると言われています。
自力で剥くことも性行為も困難で、常時亀頭が包皮に覆われてしまっていることから衛生面でも清潔を保てませんし、亀頭包皮炎や陰茎ガンを発症するリスクも高くなりますのでお早めにご相談下さい。
カントン包茎は放置しておくと危険
カントン包茎は仮性や真性と比べてあまり聞き慣れない包茎かと思いますが、包皮口が大変狭い包茎で無理に剥くと元に戻せなくなる危険な包茎として知られています。
見た目は重度な仮性包茎に近いですが、自力で剥きづらく性行為も痛みが伴いますし、無理に行為をすることで元に戻せず慌ててクリニックに駆け込む方もいるほどです。
見た目は重度の仮性包茎、症状は真性包茎に近い包茎ですが、一般の人では仮性包茎かカントン包茎か見分けがつきにくいことが特徴として挙げられます。
お腹の下に隠れた埋没包茎
埋没包茎は肥満などの体型の変化や加齢によって陰茎が縮んでお腹の下に陰茎が隠れてしまう包茎です。
若い頃はそれほど気にならない軽度な仮性包茎でも加齢や肥満によって一気に気になって治療の相談に来られる方も多くいます。
外国の包茎事情について
日本人男性の約8割近くと大変該当者が多い包茎ですが、諸外国ではどうなのかについても触れてみたいと思います。
国や地域の文化や習慣によって様々ですが、宗教的戒律によって生まれてすぐに包皮を切除する「割礼」が行われているイスラエルや中東諸国では一般的に包茎男性はいないと言われています。
またアフリカや太平洋諸国などでは成人の儀式として包皮を切除することが習慣化されているところもあり、アフリカや太平洋諸国でも包茎男性の割合はかなり低いです。
一方でアジア諸国である日本や韓国では主に美容目的で包茎治療を行っていますが、大国の中国では包茎治療がほとんど行われていないとされていて国によって包茎事情は大きく異なると言ってよいでしょう。
どの包茎も治療が必要なのか
包茎は治療が必要かについては諸外国の間でも意見が分かれており、英語圏では性感染症のリスクや衛生的な問題から包茎手術を推奨する傾向があります。
しかし、近年では割礼の習慣が比較的多かったアメリカでも幼少時の頃の包茎手術を疑問視する風潮も見られるようになってくるなど、考え方に変化が生まれてきている国や地域もあります。
包茎は手術が必要かどうかよりも、どのような状態がベターなのか、安心して過ごせるのかという観点から考えるべきです。
カウンセリングだけでも悩みが解決することもありますので、恥ずかしがらずにご相談して下さい。
気になる包茎は一人で抱えずABCクリニックにご相談下さい
日本の成人男性の約8割が該当すると言われる包茎は、見た目や印象の悪さからどうしてもネガティブなイメージを持たれてしまって、1人で悩まれる方が多いのが特徴です。
包茎の手術に関しては諸外国でも意見が分かれるところで、生まれた頃から包皮を切除する国や地域もあれば、大人になっても治療せずにそのまま過ごすようなところもあります。
包茎治療の有無に関しては、ご自身がどのような状態でいられるのが理想なのかから考えるようにしましょう。
メスを入れて包皮を切除することだけが包茎解決の方法ではありません。
カウンセリングだけでも悩みが解決することもありますので、恥ずかしがらずにご相談して下さい。
ABCクリニックでは包茎に関する治療や相談だけでなく、男性器全般のご相談・治療も行っており、お気軽にご相談いただける環境をご用意しております。
男性特有のお悩みは一人で抱え込まず、まずはお近くのABCクリニックにご相談下さい。